【課題説明】
「もし自分自身で世界のどこかの敷地を選んで、そこに人が住まうことができるなら、その場所にはこんな家を建ててみたい!」
それはきっと建築家になれば誰もが一度は夢見ることだろう。
建築や設計とは、敷地が指定されていることが大前提であるが、
この課題は、
まずは敷地を日本以外の世界の何処かから選ぶ。
その敷地を選んだ後に、そこに自分の建てたい家をデザインする。
そんな思考アプローチは面白い。
もし自分自身で場所を選べたときに、そこで自分がどんなアイデアの家を生み出すことができるのか、考えるだけでワクワクしてくる。
敷地が変わることによって出来る建物の可能性も変わる。
未来は国境があいまいになっていくだろう。
そして国外への移住者もこれから増えていくだろう。
そこで今回の課題における敷地設定の必須条件は、
まずそこが日本以外の何処かであること。
その場所を地図上にプロットし、緯度や経度、標高、敷地図面などの
詳細も出来るだけ明示すること。
その敷地を選んだ理由、そして建築のコンテクストをどのように読んでいくのかが重要となる。
さあ、君はどの場所を選択し、そこにどんな家をたてるのか?
君の強い想いが、意志が、その場所と家にどれだけ込められて
いるのか?
そしてその君の作品は、人類、そして建築にとって、豊かな明るい未来を見据えるべきものであってほしい。
審査委員
五十嵐 淳
建築家/五十嵐淳建築設計事務所
成瀬 由梨
建築家/成瀬・猪熊建築設計事務所
石上 純也
建築家/石上純也建築設計事務所
カール・ハーネ
株式会社ハーフェレジャパン 代表取締役社長
(順不同敬称略)