第11回ハーフェレ 学生デザインコンペティション2019
『のこる家』
【課題説明】
“のこる”をどう定義するかできっとすべてが決まる。 家の在り方、住む、という考え方を見つめ直す絶好の機会になるだろう。
自分のリズム、思考のペースで私的価値観をマニアックに 突き詰めていくか? それは趣味か?生き様か? むしろ人とつながるパブリック性を求めるか?
“のこる”を「キッカケ」に『家』を想像してみよう。
“のこる”は、捉え方で多様に変化する。
例えば時間や歴史を想像したり、強い物質を想像したり、
思想や概念を、あるいは「儚いもの」を想像したり。
また国や性別、年齢や地域によっても“のこる”への想いは 異なるだろう。
われわれ日本人が考える“のこる”の長さと、ヨーロッパの 古い街に住む人では捉え方に大きな差があるかもしれない。
そして“のこる”と「のこす」では想像の向き先も大きく変わるし、 “のこる”を、時代性を反映する、しないを含めた「新しさ」と 「古さ」と捉えることもできる。
“のこる”とは「社会」や「文化」や「歴史」と深く関係し合い 存在している。つまり「人類」の存在意義といっても大げさでは ないだろう。
新しい概念の飛距離に期待したい。 すり込まれた感情を疑え。 審査員の心を揺さぶれ、そして、撃ち抜け。
◆審査委員(順不同敬称略)
・五十嵐 淳
建築家/五十嵐淳建築設計事務所
・成瀬 由梨
建築家/成瀬・猪熊建築設計事務所
・石上 純也
建築家/石上純也建築設計事務所
・カール・ハーネ
株式会社ハーフェレジャパン 代表取締役社長
◆結果発表
◆優秀賞(1作品)
「命のものさし」
日本大学大学院 / 田口 周弥・小川 朋大・小田島 立宜
◆受賞インタビュー↓↓
◆優秀賞(1作品)
「うだつが包む部材の「家」」
熊本大学大学院 / 内川 公貴・上大迫 祐太
◆受賞インタビュー↓↓
◆入選 (4作品)
◆五十嵐賞
「Far from Home 今はなき姿を追い求める、ある人のストーリー」
明治大学大学院 / 伊藤 公人
明治大学 / 成定 由香沙
◆受賞インタビュー↓↓
◆成瀬賞
「地に沿う住処」
横浜国立大学大学院 / 江口 哉子
◆受賞インタビュー↓↓
◆石上賞
「土の穴 -自然からつくられて、自然へ還っていく家-」
東京工業大学大学院 / 大野木 輝
◆受賞インタビュー↓↓
◆ハーフェレ賞・ベストプレゼンテーション賞
「Arcade Housing ~「ショウテンガイ」と呼ばれていた居住区~」
佐賀大学 / 土田 昂滉